香港で銀行口座の閉鎖が大発生 日本人経営の会社にも打撃がある模様 


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香港で銀行口座の閉鎖が発生しています

 

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昨年末あたりから、香港の銀行で強制的に口座が

閉鎖される事が多くなっています。

日本人の経営する会社にも多く被害が出ている

ようです。

 

突然メールや手紙で閉鎖の通知が来て、あわてて

銀行に問い合わせるも、銀行のルールだから、と

言った具合になるようです。

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では、なぜこのような事態が発生しているのか、

と銀行に勤める友人に会う機会があったので、

聞いてみると、理由がありました。

 

今年2月から施行された国際金融機関に加盟する

金融機関及び国地域において、現金による

出し入れの多い口座は疑いの余地があるので、

強制的に閉鎖する、と言う事があったようです。

 

飲食店などは、もともと現金による預け入れは

多いようなのですが、現金による引き出しは

多く無いので、問題が無いようです。

 

打撃の多かったのは、中国との貿易をしている

ような会社が多かったようです。

 

中国本土と取引をする場合、中国の工場やお店

はまだまだ法人登記をしていない所も多く、

特に個人でやっているようなお店や工場は

登記はおろか、領収書も手書きに社判さえ無い

ような所も多いです。

 

中国で製造や取引をしていると、下請けに

出す際には少なからずこのような企業との付合い

も出て来ます。 

すると、どうしても支払いが現金になってしま

うのです。

 

そして、その支払いの為に、香港の銀行で支払い

用の現金をおろすのです。

そうすると、どんな取引をやっているか分からな

い企業と認定されて口座を閉鎖されてしまう、

と言う事が多発しました。

 

また、中国の個人でやっている企業に対して、

個人の口座はみな持っているのでそこに送金を

すると、年に3万USDまでしか個人口座は受け付け

ないので、1度2度の取引でもう送金が出来なく

なってしまいます。

 

このような理由から、現金取引が多く行われて

いました。

 

 

しかし、法律に抵触した取引をしているわけでは

無いので、別の銀行にきちんと口座は作れるようで、

そこで口座を作る場合は、きちんと取引先の

一覧を見せて、現金による出金が多い事を説明

出来れば、問題無いようです。

 

ですので、香港の銀行による一時的なパフォーマンス

の意味合いもあったのかと思いますが、

それにしても突然銀行口座を閉鎖された会社は

たまった物ではないですよね。