最近、香港の銀行口座開設は難しいと言われますが実際は?(追記しました)
スポーンサードリング
香港でアクセサリー会社を10年経営する相澤です
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最近の香港での銀行口座開設が難しいと言われて
いますが、本当に難しいの?
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会社の銀行口座を開設しに行って来ました。
に開設申請をしました。
以前は、香港の銀行口座開設は非常に簡単で、
会社登記さえすればビジネス口座はすぐに開設
出来ましたし、個人口座も日本に在住であれ、
簡単に作れました。
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しかし、昨今この流れが一変しているとは
聞いていましたが、実際に今日その変わり
様を身に染みて感じて来ました。
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まず、中国銀行(HK)に開設書類を申請する前に
会社の概要審査がありました。概要審査を
スタートさせたのが、昨年の12月ですので、
開設書類提出の許可が出るまでに3か月以上を
要しました。
非常に長かったです。 以前は1週間ほどでした。
3か月かけて会社の概要を審査され、やっと
開設書類の提出を許可されました。
そこから1週間ほどでやっとの事キャッシュカード
とネットデバイスが事務所に到着しました。
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概要審査としては、過去1年間のHSBCでの取引履歴
と、過去1年間のInvoiceと受注書、この書類提出を
求められました。
また、現在は新規香港会社を設立したとしても、
① なぜ香港でないとダメなのか
② 日本で出来る事をなぜ香港にするのか
③ 香港人を雇う予定はあるのか
④ 過去にどれぐらいの取引をしているのか
などを合理的に説明できないと、開設は難しい
ようです。
では、なぜここまで口座開設が難しくなってい
るのかも聞いてみました。
答えは、政府の方針、と言うシンプルな答え
でした。
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それ以上は詳しくは教えてくれませんでしたが、
バンカーの友人に聞いたところでは、やはり
パナマ文書の発覚後、香港の銀行は諸外国から
のやり玉にあがり、香港政府としては対応せざ
るを得ない状況、と言う事でした。
( 本当かどうかは分かりませんが、銀行の
口座開設が厳しくなっている事は事実です )
もう一つの理由は、中国本土の人たちが大挙して
香港に銀行口座を作りに来た事も一因のようです。
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ただし、各書類は提出しなければなりませんが、
無条件で口座を開設してくれる方法があると
の事で中国銀行のスタッフが教えてくれました。
デポジットを20000HKD預けると言う事です。
20000HKDと言う事は、約30万円です。
これは、個人口座ですと、以前からあった規定
ですが、会社口座の方にもそれが当てはまる、
との事です。
つまり、30万円を口座開設書類の提出時に
持って行けば、ほぼ無条件で口座を開設してく
れる、との事です。
( ただし、事前確認は必ずして下さい。あくまで
いち銀行スタッフが言っていた話ですので )
香港政府や銀行も無下に口座開設を断っている
のではなくて、きちんとビジネスをやろうとして
いる人には口座の開設を許可してる、と考えた
方が良いと思います。
そして、もう一つの方法は、郊外の支店に行って
口座申請をするとの事です。
銀行本店やチムサチョイ支店などは、外人が大挙
してやってくるので規制を入れているとの事ですが、
郊外の支店(特に電車などが無い地域)は、
外国人の口座申請もすんなりと受け付けてくれる
ようです。
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